平成26年 十三まいり
小学校の卒業式間近の休日、この時間しかないというピンポイントの設定で、永代経法要の始まる1時間前開式となりました。
庫裡仏間を控え室にして、金屏風や緋毛氈、障子衝立を運び込み着替え、点茶会、写真撮影などができる空間にしました。
浄土真宗では十三参りの習慣が無いだけに、自由な発想での準備となりました。
記念品
京都「ぜにや」に特別仕様の星月菩提樹の実で作った腕輪念珠、ケースの蓋にはオリジナルの十三参りロゴを貼り付けました。
記念色紙は少し小ぶりの物を調達し、嵐山法輪寺のアイデアをいただき一文字揮毫をしてもらうことにしました。
一文字揮毫
十三参りの法話を聴いて、今まで育てられてきたことに思いを馳せ、そんな気持ちを表す一文字を書いてもらいます。
晴れ着を墨で汚してはいけないので、あえて和紙用の筆ペンで書いてもらうことに、お手本になるサンプル文字も用意しました。
お着替え 12:30~
普段着で参加のお子様でもレンタルの着物セットの用意があります。
衣装を着替えお母さん方も撮影に夢中でした。
金屏風に緋毛氈、可愛い晴れ着のお嬢ちゃんがいっそう引き立ちます。
法要 13:00
本堂も晴れ着の参加者には緋毛氈が敷かれた席に着座します。
内陣では正装の住職が登礼盤してお勤めが始まります。
お勤め
お経は一番短くてありがたい、十八願成就文です。
じつは、仏前結婚式のお勤めと同じ、表白文だけ十三参り用に変えての厳修です。
お焼香
お勤めが終わり、名前を呼んでのお焼香です。
13才の晴れ着の少女、合掌する姿はとても綺麗でした。
※次回からの注意点、開式前にお焼香の作法レクチャーを忘れていました。
法話
13才の人生を離陸する飛行機に譬えて、テーマの「おかげさま」の人生をお取り次ぎしましたが、住職の顔をしっかり見て聴いてもらえました。
記念品授与
須弥壇に広蓋に乗せお供えしてあった記念品を下げ、住職から一人一人に手渡します。
記念撮影
式が終わり、記念品を持ってご本尊の前で記念撮影をします。
ここまで、ちょうど30分のコンパクトながら感動的、参加者全員心に残る法要式典でした。
13:30 庫裡へ移動
控えの大広間に戻っても緊張です・・・
金屏風の前に座ってのお手前、仏婦会長さんの正式なお運びにちゃんと応えていました。
茶菓子
まだ苦いと感じるかもしれないの、食べよい小さな干菓子を用意しました。
坊守から簡単に作法を教えられ、三回回し頂いて・・・全員揃ってのお抹茶初体験でした。
一文字揮毫
本堂で記念品を渡すとき、「今日の十三参りで感じたこと一文字の漢字に表すよう考えて」と頼んでいたので、筆を持つとすらすらと書き始めました。
このために振り袖を作ってもらった子のお母さんは、ビデオでその様子しっかり記録です。
子どもたちの一文字揮毫、申し合わせたように全員「夢」と書きました。
これから中学へ進学する青年、大きな夢に向かって歩んで行きたいのでしょう、でも「おかげさま」も忘れないでね!
初めての十三参りの行事、予定通り1時間で終わり、その後の永代経法要には影響なく大成功でした。
来年も行いますが、現状では10名までの定員行事となりそうです。
その模様の動画
by shoson-kids
| 2014-03-21 13:00
| 行事